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『Mississippi Burning』

2015.04.02.Thu.00:05
『ミシシッピー・バーニング』(Mississippi Burning)は、1964年に米ミシシッピ州フィラデルフィアで公民権運動家3人が殺害された事件をモデルにしたノンフィクション映画。1988年公開。 アカデミー撮影賞受賞作品でございまして、前回の 「KKK」 の続きということで補足しておきたいと思います。

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初公開: 1988年12月9日
監督: アラン・パーカー

映画の元になった事件というのが 「公民権運動家リンチ殺害事件」 でありまして、1964年、ミシシッピ州ネショバ郡で、有権者登録運動を推進していた人種平等会議 (CORE) の活動家3人が、保安官に交通違反で逮捕された後、KKK に身柄を引き渡されリンチで殺害された。 という事件でございます。


黒人が選挙権を得る為、選挙登録をする様、又、差別による選挙登録テストをサポートするキャンペーン (Freedom Summer) が行われ、白人、黒人、共に、CORE (Congress on Racial Equality:人種平等会議) に参加した。

公民権運動家でユダヤ系のマイケル・シュワーナー (24歳) と黒人のジェームス・チェイニー (21歳) は、ミシシッピー州ネショバ郡にて、選挙登録と白人所有のお店をボイコットする様、運動する中、マイケルはKKK のターゲットになる。

1964年6月16日マイケルがミシシッピー州の教会に打合せに来ると思い、KKK メンバー30人は、ショットガンを持って、教会へ行くが、本人はオハイオ州にいて、誤った情報だと気付くと、KKK は、教会にいた人達を殴りつけ放火する。

マイケル、ジェームスは、オハイオ州で新たに運動に加わったユダヤ系のアンドリュー・グッドマン (20歳) と3人は、6月20日にこの教会の放火事件と被害者を確認しに、ミシシッピー州へ出掛け、マイケルがターゲットである事を警告される。 KKK メンバーの保安官補佐に見つかり、ジェームスはスピード違反で、他2人は放火の容疑で逮捕され、その晩に、釈放されるが、KKK メンバーに追われる。

行方不明となってから44日後に、3人はミシシッピー州の郊外にて死体となって発見された。



しかしながら映画では、都合の良いように脚色というか、史実と反する内容だった為、公民権運動家達が激怒したのであります。

第一に、映画では FBI が大活躍するが、これはまったく史実と反していた。公民権運動家やミシシッピ州の黒人は何度も FBI や司法省に保護を求めたのだが、拒否され続けた。 その結果リンチ事件が起きたのである。

第二に、映画では、獅子奮闘する FBI が犯人を逮捕し起訴するのだが、これも史実とは異なっていた。 3名を殺害したのにもかかわらず、有罪判決をうけたものはごくわずか、しかも殺人罪ではなく、公民権侵害で起訴され、六年以上の懲役に服したものはいない。

とまぁ、詳細は長くなるので省略致します。 m(__)m

史実と違うかもしれませんが、実際にこのような事がアメリカで行われているという事を、映画を通して知る訳でありますから功績は大きいと思います。 ブルースの歴史等を調べているからこそ、アフリカから奴隷として連れて来られ、その後の経緯やどの様な扱いをされてきたかを知るようになりましたが、気にすることが無ければ只の一つの事件であったり、ただの映画であったりするのかもしれませんね・・。





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