「BLUES PEOPLE」
2014.09.07.Sun.00:06
「ブルースピープル 」
リロイ・ジョーンズ (アミリバラカ) (著)、飯野 友幸 (翻訳)

単行本 : 287ページ
出版社 : 音楽之友社
発売日 : 2004/7/6
内容紹介
アメリカにおける黒人とその音楽の歴史を語る上で欠かすことのできない名著の新訳版。 著者はアメリカを代表する評論家・詩人・劇作家で、ブルースの成立と発展、さらにはジャズの登場からビバップまでの成立過程を、奴隷としてアフリカから連れてこられて以来の新大陸における黒人の社会的・宗教的な地位やアメリカ社会全体の変化とともに描いている。 当時の公民権運動の高まりのなかで 「自己の黒人性に過激に目覚めつつある著者の意識が生々しく記録され」 (訳者あとがきより) たもの。 刊行から40年経ったいまもなお薄れることのない熱いメッセージにあふれている。
出版社からのコメント
本書の初版は1965年に小社より刊行されましたが、音楽評論家中村とうよう氏あるいはブロードキャスターのピーター・バラカン氏などから、内容は評価されるものの翻訳の質を問われていたもので、今回は1999年版をもとに最適の訳者を経て、より原文に忠実な読みやすい新訳によりお届けするものです。 黒人音楽史の古典ともいえるユニークな論考は読み応え充分です。
内容紹介と出版社のコメントを読んだ限りでは、元本がどれなのかは良く分らず読んでしまった訳ですが、"訳者あとがき" を読んで驚きましたわ。 何と! 「ブルースの魂 / 白いアメリカの黒い音楽」 著:リロイ・ジョーンズ 訳:上林澄雄 の新訳版でした・・。
この本については以前少しだけコチラに書いてますが、まだブルースって音楽に興味が無かった学生の頃何となく購入した本でありまして、難し過ぎて良く理解出来なかった本でもあります。 ブルースを演りだしてから改めて読むと理解は出来ましたが、読み辛さは仕方が無いと思ってた本ですわ。
翻訳で変わるってのは理解はしてましたが、これ程激変するとは本当に驚きですね。 著者の言いたい事、分析の的確さなど納得も出来るし、気持ち良く入ってきます。 まさに黒人音楽史の古典とも言えるべき内容です。 前訳の本を必死で読んだのは何だったのか? とも思ったりもしますが、内容的には一緒って事ですよね・・。
何はともあれ、ブルースを研究する方には、是非読んで頂きたい本でございます。
著者について
リロイ・ジョーンズ
1934年ニュージャージー州ニューアーク生まれの詩人、脚本家、小説家にして、20世紀アメリカを代表する論客のひとり。なかでも戯曲Dutchman、The Slave、The Toiletなどでよく知られている。数多くの詩集のほか、Black Music(1968年)も本書と並んで黒人音楽を論じた名著として知られる。
飯野友幸
1955年東京生。上智大学文学部英文学科教授(アメリカ文学専攻)。著書に『アメリカの現代詩――後衛詩学の系譜』(彩流社)、共著書に『ブルースに囚われて――アメリカのルーツ音楽を探る』(信山社)、訳書に『ポール・オースター詩集――消失』(思潮社)ほかがある。
リロイ・ジョーンズ (アミリバラカ) (著)、飯野 友幸 (翻訳)

単行本 : 287ページ
出版社 : 音楽之友社
発売日 : 2004/7/6
内容紹介
アメリカにおける黒人とその音楽の歴史を語る上で欠かすことのできない名著の新訳版。 著者はアメリカを代表する評論家・詩人・劇作家で、ブルースの成立と発展、さらにはジャズの登場からビバップまでの成立過程を、奴隷としてアフリカから連れてこられて以来の新大陸における黒人の社会的・宗教的な地位やアメリカ社会全体の変化とともに描いている。 当時の公民権運動の高まりのなかで 「自己の黒人性に過激に目覚めつつある著者の意識が生々しく記録され」 (訳者あとがきより) たもの。 刊行から40年経ったいまもなお薄れることのない熱いメッセージにあふれている。
出版社からのコメント
本書の初版は1965年に小社より刊行されましたが、音楽評論家中村とうよう氏あるいはブロードキャスターのピーター・バラカン氏などから、内容は評価されるものの翻訳の質を問われていたもので、今回は1999年版をもとに最適の訳者を経て、より原文に忠実な読みやすい新訳によりお届けするものです。 黒人音楽史の古典ともいえるユニークな論考は読み応え充分です。
内容紹介と出版社のコメントを読んだ限りでは、元本がどれなのかは良く分らず読んでしまった訳ですが、"訳者あとがき" を読んで驚きましたわ。 何と! 「ブルースの魂 / 白いアメリカの黒い音楽」 著:リロイ・ジョーンズ 訳:上林澄雄 の新訳版でした・・。
この本については以前少しだけコチラに書いてますが、まだブルースって音楽に興味が無かった学生の頃何となく購入した本でありまして、難し過ぎて良く理解出来なかった本でもあります。 ブルースを演りだしてから改めて読むと理解は出来ましたが、読み辛さは仕方が無いと思ってた本ですわ。
翻訳で変わるってのは理解はしてましたが、これ程激変するとは本当に驚きですね。 著者の言いたい事、分析の的確さなど納得も出来るし、気持ち良く入ってきます。 まさに黒人音楽史の古典とも言えるべき内容です。 前訳の本を必死で読んだのは何だったのか? とも思ったりもしますが、内容的には一緒って事ですよね・・。
何はともあれ、ブルースを研究する方には、是非読んで頂きたい本でございます。
著者について
リロイ・ジョーンズ
1934年ニュージャージー州ニューアーク生まれの詩人、脚本家、小説家にして、20世紀アメリカを代表する論客のひとり。なかでも戯曲Dutchman、The Slave、The Toiletなどでよく知られている。数多くの詩集のほか、Black Music(1968年)も本書と並んで黒人音楽を論じた名著として知られる。
飯野友幸
1955年東京生。上智大学文学部英文学科教授(アメリカ文学専攻)。著書に『アメリカの現代詩――後衛詩学の系譜』(彩流社)、共著書に『ブルースに囚われて――アメリカのルーツ音楽を探る』(信山社)、訳書に『ポール・オースター詩集――消失』(思潮社)ほかがある。
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