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『ブルースの歴史』

2014.07.27.Sun.00:26
「ブルースの歴史」
ポール・オリヴァー (著)、 米口 胡 (翻訳)

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単行本 : 363ページ
出版社 : 晶文社
発売日 : 1978/01 


ブルースの歴史書とも呼べる本なので、「取りあえずこの本は読んでおくべき本」 であると多々紹介されてたりしております。 ブルースを演り始めた頃からこの本は読まなあかんと思っておりましたが、やっとの事読む事が出来ました・・。

既に絶版となっておりまして、現在は中古本でしか入手出来なくなっております。 当時の価格を見ますと ¥2800 でありまして、その頃の本としましては専門書的な値段ですね。 現在も中古本としての値段もそこそこ高いですわ。

普通の本として読むにはなかなか根気が要ると思いますが、歴史的な資料としては"素晴らしい本" などと簡単に言ってはいけない程価値がある本だと思います。 当時ブルースという音楽が時代と共に変化して行くなかで、そのルーツ、時代背景、音楽の接点、融合、流れ、その当時知りえた多くのミュージシャンを記録しております。

以前、「黒人は自分達の歴史を記録する事が無い」 という事を何かの本で読んだ時がありますが、そんな事より現状から少しでも良い生活やら環境、楽しみが優先されていくのが当たり前であった "奴隷" にとっては過去の事などになんの未練も無かった事や思います。 現在でもその傾向はあるように思えますが、一方では自分達の歴史というものを再確認し記録しようという動きもあるようですね。

ブルースに関しては白人の探究者があらゆる事を調べ、記録し世間に紹介してくれたからこそ知る事が出来た訳でありまして、 現在見たり聴いたり出来る古い資料は全てその方々のおかげであります。 其の功績には頭が下がります。

"ポール・オリヴァー" さんも建築学史家でしたが、ブルースに興味を持ち探求された方でございます。 本書のはじめに、1964年のロンドン・アメリカ大使館で開催される事になった 「ブルースの歴史」 と題する展示会に対して、多くの収集家達が資料を提供してくれたお蔭であり、それを本にした為内容が豊富になったと述べております。

録音される事も無く、知る事も無いミュージシャンは沢山居たと思いますが、逆に言えば記録されてるモノでしか知る事が出来ない訳で、それが始まりでもあるしそれで終わりでもあるのかもしれませんな。 まぁ、何のこっちゃわからへんと思いますが、ブルースを研究したい方は是非読んで下さいませ。




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