fc2ブログ

「リゾネーター Pickup 製作 その3」

2013.03.21.Thu.00:13
《ピエゾとマイクを製作する》

< ピエゾ編 >
ピエゾも自作する方が増えてきまして、電気化するには材料費も安く手軽に作れるのが良いですね。 被せる材料や貼り付ける場所で音も変わってくるので色々と試しながら製作するのも面白いと思います。

通常使用されるのは ”電圧素子” と呼ばれる円形のパーツですが最近はフィルム状で高感度の電圧素子がクラシック系楽器のピックアップに使用されるようになってきました。 レンジが広く出力が高いという事と、軽く柔らかで特定の固有振動数を持ちにくいそうです。



円形の電圧素子 ¥50~ より高いと言っても電子パーツ値段なので ¥200 位です。 作り方は同じですが長方形なので収縮チューブを被せるのは楽ですわ。 端末はミニプラグ仕様で取り外し可能にしておきます。 製作過程の写真を撮ってませんでしたので取り付け後の写真です。



序でに取り付け位置などの説明もしておきますと、アンダーサドルと言ってもサドルに取り付ければ外に出るので、コーン内側のビスケット取り付け用ワッシャーをピエゾが取り付けられるように製作しました。



直接と言えば直接のようでもあるし、間接的と言えば間接のようにも感じますが、サドルと同じ振動になるので問題無く拾ってくれると思います。 強力な両面テープで貼り付けてるので剥がれることはないと思いますが、なんせ蓋をしたら開けるのが面倒なので保険としてインシュロックをかけておきました。



頻繁に蓋を開けるわけではありませんが、調整やメンテナンス時にコーンを取り外す場合ピエゾの配線が邪魔になるのでミニフォンジャックで取り外し可能にしております。


< コンデンサーマイク編 >
電子パーツとして ”マイクカプセル” が売られているとのことで、その道では有名なパナソニックの WMー61A を使ってみようと思います。 高音質な録音が可能らしくノウハウが沢山掲載されてるので試してみる価値がありそうです。 なんせ電子パーツ値段なので1個 ¥100 でございます。



直径 6mm のカプセルに半田するのはどうかと思いましたが思ってたより簡単でしたわ。 保護用に接着剤付きの収縮チューブ (レイケム) を2重に被せます。 ほぼ完全固定されるのでこの処理だけで十分だと思います。 動作テストしてみるとやはり感度が良いみたいで改造する必要もないと思います。



作動確認後ピエゾ用ミニジャックとコンデンサーマイクをステレオジャックに取り付けます。 この時ピエゾ側がフォーンプラグの先になるようにしておけば、モノラルプラグを差した時にパッシブのピエゾ単体が使えるようにもなります。 円盤型の電圧素子に比べ出力が高いのでアンプ直差しでも何とか使う事が出来ますね。 音質的にはそれなりですが・・。



”マイク取り付け位置” に関しては取りあえずこの辺りと思って付けてるだけなので場所を変えなからテストしてみない事にはまだ良いのか悪いのか分かりません・・。



”ステレオジャック” の取り付け位置はアコギのようにエンドピンと共有出来ないので、座って構えた時に下になるようにしました。




って事で、ボディ側のピエゾとマイクの製作及び取り付けでございました。

次回は「Mix AMP」の製作編でございます。


続く・・。


スポンサーサイト



コメント

管理者にだけ表示を許可する