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BLUES DELUXE CD10枚組BOXセット

2010.09.05.Sun.01:45
BLUES DELUXE (ブルース デラックス) CD10枚組BOXセット

製作:ブルースインターアクションズ
発行:日本音楽教育センター
選曲・監修:憂歌団 内田勘太郎
ブルース完全解説書(140ページ)付き



※CD10枚
・ブルース・バンドの黄金時代
・ディープ・サウスの咆哮
・ブギからシャッフルへ
・カントリー・ブルースの遺産
・西海岸ブルース・バラエティ
・ブルースの巨人たち
・シカゴ・サウンド・リビュー
・テキサス・ギタリスト列伝
・甦る伝説のブルース
・モダン・ブルースの夜明け

※ブックレット、
ミュージシャン・著名人に対するインタビュー『初めてブルースに逢ったとき』
(原田芳雄、みうらじゅん、中島らも、甲本ヒロト 他) や憂歌団の
内田勘太郎氏による全曲解説 (235曲!!) など


日本にブルースという音楽が入ってきて、その音楽に惹き付けられた方々の想いが詰まったボックスセットなんじゃないかと思います。年代的にも勘太郎氏と同じ頃の方々が熱く語ってます。

ブルーという音楽が生まれ様々なスタイルを持ちながら現代の音楽となる流れを大雑把に紹介しているようなCDセットなのでありますが、「内田勘太郎選曲監修」というようにあくまでも勘太郎氏の趣味で制作されたような10枚組なのであります。

ブルースという音楽を10枚のCDで説明する事はとても難しい事や思うので偏った内容になるのは仕方ありません。曲の解説についても勘太郎氏の想い・感想なので 「俺はこう思っとる」 的なものなので合う合わないがあるんじゃないかと思います。

ただし、勘太郎氏の研究には役に立ちます。CDを聴いていると 「おっ!これは勘太郎氏が弾いてたギターの感じやわ」 ってな具合に勘太郎氏のギターのルーツを探るのには良いかもしれません。(笑)

このボックスセットで特筆すべきは 「歌詞の完全和訳」 ですわ。素晴らしいのは「口語調」で訳してくれていると言う事です。ブルースマンがこんな感じで唄ったんやろうなぁ~ってのがとても伝わって来ます。とてもブルースらしい訳であり、こういう訳じゃないとブルースにならないとも言えるかもしれませんな。

訳者の方も書かれてましたが 「ことブルースに関しては微妙なニュアンスに面白味や醍醐味があるのではないかと思い、ブルースマンの人となりが見えてくるように努力したつもりである・・(略)」 と言うようにブルースが好きだからこそ出来た和訳や思います。


とまぁ、こんな感じの1996年に発売された 「BLUES DELUXE」 でございます。
この様なマニアックなモノがあるとは最近まで知りませんでした。あまりにもマニアック過ぎて普通の人は買えないBOXセットなんじゃないかと思ったりもするのですが、バブル絶頂期の頃だから制作出来たのかもしれませんな~。




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