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「アメリカ黒人史」 を読む

2020.12.31.Thu.10:34
「アメリカ黒人史」 ― 奴隷制からBLMまで

ジェームス・M. バーダマン (著), 森本 豊富 (翻訳)

出版社 : 筑摩書房
発売日 : 2020/12/9
言語: : 日本語
新書 : 317ページ

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内容(「BOOK」データベースより)
奴隷制が始まって以来、黒人は白人による差別や迫害に常に遭ってきた。奴隷船やプランテーションでの非人間的な扱いを生き延び、解放され自由民になっても、「約束の地」である北部に逃れても、彼らが人種差別から解放されることはなかった。四〇〇年にわたり黒人の生活と命を脅かしつづけてきた差別と、地下鉄道、公民権運動、そしてブラック・ライブズ・マター(BLM)に至る「たたかい」の歴史を、アメリカ南部出身の著者が解説する。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
バーダマン,ジェームス・M.
早稲田大学名誉教授。テネシー州メンフィス生まれ。専門はアメリカ文化史、特に南部と黒人の文化

森本/豊富
1956年生まれ。早稲田大学人間科学学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



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アメリカにおける黒人の歴史が、ポイントを押さえ簡潔に分かりやすく書かれており、とても読み易い一冊でした。

ブルースという音楽に興味を持ち、当然の事ながらブルースという音楽は一体何なのか?という疑問から黒人の歴史等にも興味を持つわけですが、私が生れた頃もアメリカでは公然とリンチが行われていた事に驚愕した覚えがあります。

2020年5月に米ミネソタ州ミネアポリスで、アフリカ系アメリカ人のジョージ・フロイドさんが白人の警察官に首を8分46秒圧迫されて死亡した事件がありましたが、アメリカという国が建国されてから現代に至るまで何も変わっていないという事実です。

ブルースという音楽を好きな方には是非読んで頂きたい本でございます。







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