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Mance Lipscomb

2008.10.06.Mon.23:55
モノトニック・ベースで演奏するけど深いんだなぁ~。



Mance Lipscomb (マンス・リプスカム)

1895年8月9日、テキサス州ナヴァソタ生まれ

Texasの分益小作人で自称・歌手であり、その多岐に渡るレパートリーには、
ストレートなブルースやスピリチュアルなものからシンプルなフォーク・ソングや
童謡まで色々とある。
65歳になるまでレコーディングをしなかった。

1960年、Californiaのフォークロア研究家、Chris StrachwitzとMack McCormickは、Lipscombを、Texas州のNavasotaで発見し、まさにその場でレコーディングをした。
その日Lipscombが歌った殆どの曲は、Mance Lipscombのアルバム"Texas Songster"
に収録された。
そしてデビューとなった本作は、StrachwitzのレーベルArhoolie label からその年の
後半にリリースされた。

彼の音楽活動の殆どをTexas州のBrazos Countyで行なった。
20エーカー程の土地を耕し、週末になると、カントリー・ダンス場や行楽場、ハウス・
パーティーといったところで演奏した。
解放された奴隷でバイオリニストであるLipscombの父は、彼にフィドルの弾き方を教えた。
その後、独学でギターの弾き方を学び、最終的に柔軟に弾けるようになった。

ブルースをプレイするというよりは、LeadbellyやJesse Fullerといった多く
の種類のルーツ・ミュージックをうたう歌手に近い。
こういったタイプの歌手が生き延びたことには、多彩なパフォーマンスに
よるところも大きい。

60年代に、5つのカントリー・ブルースやフォークの曲を、Arhoolieから
リリースし、頻繁にアメリカ中のフォークやブルースのフェスティバル
に出演した。
彼は1枚のアルバムもレコーディングし、1970年に"Trouble in Mind"の
タイトルでReprise Recordsからリリースされた。

彼の膨大な楽曲群や物語、複雑なフィンガー・ピッキング・テクニックは、
追随する若い白人フォーク・アーティスト達に影響を与え、60年代初期に
おけるフォーク・ブルース・ブームの火付け役となった。

Lipscombの人生と音楽は映画にもなった。
60年代~70年代初頭のいくつかのブルースのドキュメンタリー映画に出演。

The Blues (1962年)
The Blues According to Lightnin' Hopkins (1968年)
Blues Like Showers of Rain (1970年)
A Well Spent Life (1971年)
Out of the Black into the Blues (1972年)

といった作品がある。

1974年に音楽活動から引退し、2年後に81歳に亡くなった。
1976年1月30日、テキサス州ナヴァソタにて死去





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