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『黒人ブルースの現代』

2014.11.06.Thu.00:12
黒人ブルースの現代    三井 徹 (著)

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ブルースの起源から始まる歴史的背景、アフリカとの関連、音楽的形式、ブルース詞、タイプ別ブルースとブルースマンの違い、初心者向けの入門書だ。

221ページ
出版社: 音楽之友社
発売日: 1977/01

今更ながらって感じもありますが、37年前に出版された本でございます。 流石に年数が経っており商品価値が無いようで、殆どタダ同然の値段で古本として販売されておりました。 "三井 徹 " 氏は日本の音楽学者、英文学者、金沢大学名誉教授。国際ポピュラー音楽学会会長(1993年 - 1997年)、日本ポピュラー音楽学会会長などを歴任され、日本における黒人音楽普及に尽力されております。

日本人から見たアメリカの黒人や歴史、ブルースに対する感覚ってのは果たして正しいのか? って疑問が私の中にありまして、なかなか日本人の書いたブルース関連の本を手に取り辛いのでございます。 そんな事言ったら白人の書いたブルースの本はどないやねん! って事にもなりますが・・・。

って事で、今更ながら読んだ訳でありますが、分析の仕方、視点が面白い本でございました。 黒人の置かれている環境やら心理からブルースのスタイルが形成されていたりする・・云々ってのは、頷けたりもするし面白い見方ですね。

"あとがき" に、「ある本に出会ってブルースの太い幹が初めてよく見えるようになった。ブルースについてそれ以前に書かれた本はもちろん、それ以降に書かれたものも、大半は枝葉に目が奪われて幹を見る目が無いのではないかと思うようになった」 などと書かれてありました。  

これについては、まったくもって同感としか言いようがありません。 様々な本が出版されておりますが、一冊で全てが分かる訳でもなく、著者によって解釈も違う訳ですから自分で真実を探していくしかないのでありますな。

正解なんてモノが無いブルースの世界かもしれません~。 (@_@;)



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