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「ブルース-アフリカ」

2014.08.05.Tue.00:20
「ブルース-アフリカ」
ポール・オリヴァー (著)、 諸岡 敏行 (翻訳)

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単行本 : 193ページ
出版社 : 晶文社
発売日 : 1981/11

ブルースはどこで生まれどこからやってきたのか。ブルースのなかに今も響くアフリカの響きとは。サヴァンナに伝わる楽器や音楽形式を探り、奴隷貿易の歴史を掘り起こしてブルースのルーツを求める。


訳者も最後に書いてますが、まぁ、簡単言えばブルースが今に受け継ぐアフリカの文化遺産とは何かを探る論考の諸言として書かれている本で、結論というか答えは無い本でもあります。 ブルースという音楽はアフリカから奴隷として連れてこられた人々によって生まれてきた音楽である。 アフリカから連れてこられた黒人といえど、多くの民族があり音楽性も多種多様である。 その中からブルースとの類似性、起源を検証したい。

って感じではありますが、問題提起とそのヒントとなりうる事柄などを多方面方から書き表していて、こんな感じやから研究したい方は参考にしてね~という本でもありますな。 誰かが書いておりましたが、アフロアメリカ音楽を探り始めたい者には参考となりうる本であるが、研究してきた者にとっては特に新しい事は書かれてない本でもある。 みたいな感じです。

ポール・オリヴァー さんの気持ちも分からないでは無いが、ブルースという音楽をいきなりアフリカの音楽に繋げようとするのは無理があるような気がします。 ブルースという音楽が何時頃から形成されたのかが分らないってのもありますが、本書で書かれてるブルースって音楽も記録されてからの音楽でしかないわけで、最初の黒人奴隷が北アメリカに上陸して300年は経ってからの音楽でもあるからなぁ・・。

その間の記録というか文献などは数える程しか無く、その溝を埋めようが無いって話もありますな。 だから研究するのであると言われればそれまでだが、類似性を関連付けるしか今のところ無いような気もします。 ジャズについては余り触れてませんが、この問題についてもブルースと同じ事が言えますね。

私的には、ほったらかしていたのに今更か?って思ったりもしますが、是非とも色々と解明して欲しいものでございます。 m(__)m





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