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「Henry Sloan」

2014.04.30.Wed.00:25
今更という話もあるのだが、ブルースの歴史の中で最古の人物の一人と言われている 「Henry Sloan」(ヘンリー・スローン) について書いておこうと思います。 とは言っても情報が少ないので確信は持てませんが、ブルースの歴史を探る者にはあれこれと想像を掻き立てられる人物でありますなぁ。

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1870年1月生まれのアフリカ系アメリカ人のミュージシャンって事で、"チャーリー・パットン" の先生だったのですが、第一次世界大戦後は彼の記録が残って無いようです。 1900年にミシシッピ州ボルトン近くで、パットンとチャットマン ファミリーと同じコミュニティに住んでいて、パットンはスローンから、いくつかの直接指導を受けた。

1901年~1904年の間にパットンとほぼ同時にノーラ近くの Dockery Plantation に移動し、数年一緒に演奏。 トミー・ジョンソンやサン・ハウスがスローンに付きまとった。 と、パットンが述べております。 当時の多くが自分の教師としてしてスローンをあげており、デルタ・ブルースのスタイルの基礎となった人物のようですね。

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"チャーリー・パットン" は 「デルタ・ブルースの創始者」 と呼ばれてたりしますが、やはりその前にそれなりの人物が居たという事で、"ヘンリー・スローン" は 「ブルースの本当の父親」 などという、どうでも良いキャッチコピーが付いてますな・・。

そしてもう一つは、"WCハンディ" が 「1903年ミシシッピ州デルタ地帯のタトワイラー駅で電車を待っていると、みすぼらしい格好の黒人が現れ、ギターを爪弾き始めた。」 という超有名な話の、この黒人こそが 『ヘンリー・スローン』 ではないか! という話でございます。



「あれは1903年のことだ。ミシシッピ州デルタ地帯のタトワイラー駅で電車を待っていると、みすぼらしい格好の黒人が現れ、ギターを爪弾き始めた。彼はナイフを弦に押し付け、ハワイアン・ギターのようなスライド奏法を使い、同じフレーズを三度繰り返して歌い、ギターを呼応させた。それは、私が今までに聴いたどんな音楽とも違っていた。」

南部の黒人の間で歌われていた無名の音楽 「ブルース」 を、音楽のジャンルとして確立させ、世界初のブルースの楽譜を出版したことから、「ブルースの父」 と称される "WC・ハンディ"。上記は、ハンディが初めてブルースに出会った時のコメントである。

って事で、その時の歌がこれだ!みたいな感じで YouTube にUPされてたりしますが、真実など分る筈もありません・・。 現在も研究されてる方が居られるので、また真実が解き明かされるかもしれませんが、ブルースファンはあれこれと自分の中で想像を膨らませるのが楽しいのでございます。




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