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Blues の歴史 3

2008.04.03.Thu.23:46
労働の歌 その2

アフリカ歌曲の歌詞はその音楽と同様、またはそれ以上の重要性を持つ。
アメリカの Work Song (ワークソング)や Blues の歌詞は二グロの音楽観において、
曲と同様に重要なのである。 
~ブルースの魂/白いアメリカの黒い音楽 著者:Leroi Jones より~



彼らがたばこや綿花農場で奴隷として働く中で、その労働効率を上げるために許されたのが、Work Song(ワークソング)であった。

「Call & Response(呼びかけと応答)」という部族間のコミュニケーション手段として発生した合唱を起源としている。

リーダーがテーマを歌い、コーラスがそれに答える。その答えは普通リーダーがテーマに付けた注釈、またはそれを即興的な歌詞で続ける返事である。

この即興性はアフリカ音楽の特性である。

このワークソングが集団で歌う形式であるのに対し、同じく農場で歌われたField Holler(フィールド・ハラー:農場でのかけ声)は、自由な即興に基づいて歌われ、しばしば歌詞を伴わない声楽曲となり、半ば唄い半ば叫ぶのである。

「生きることの切なさを叫ぶ」個人を主体としたもので、Blues の起源ともいうべき音楽である。




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