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「津軽平野」

2015.03.11.Wed.00:18
俺の中でこれ程ブルースを感じる曲はない。 ふと口遊むと涙が出る。東北で生まれ育った者にしか解からないかもしれないが、冬は厳しい。 黒人が歌うブルースってやつもたぶん同じなんだと勝手に思ったりもするが、そんなもんじゃないくらいに辛い環境だったんだろうなぁ。

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津軽平野は、青森県西部、津軽半島南西部にある平野である。 南北50km、東西5~20kmと日本でも有数の広さである。 岩木川流域に広がる沖積平野で、北西部は日本海に面し、南西部には岩木山を望む。日本海沿岸は七里長浜とよばれ、砂丘地帯の海岸が続く。 また、沿岸部には十三湖をはじめ、いくつもの沼や池が点在しており、水田も発達。津軽米の産地となっている。



吉 幾三 氏は森県北津軽郡金木町(現在の五所川原市)出身で、太宰治が生まれたのも北津軽郡金木町であります。父は民謡歌手の鎌田稲一 氏だったこともあり、独特の歌い回しが何とも哀愁を誘いますわ。 ホンマに沁みる唄をつくりはりますな・・。

たぶんTV放映の時間上歌詞の2番がありませんが、1~3まで揃ってこそ一つの歌やと思います。



津軽平野

【作詞】吉 幾三
【作曲】吉 幾三
【編曲】石田昌勝

1.津軽平野に 雪降る頃はよ
  親父ひとりで 出稼ぎ支度
  春にゃ必ず 親父は帰る
  みやげいっぱい ぶら下げてよ
  淋しくなるけど 馴れたや親父

2.十三みなとは 西風強くて
  夢もしばれる 吹雪の夜更け
  降るな降るなよ 津軽の雪よ
  春が今年も 遅くなるよ
  ストーブ列車よ 逢いたや親父

3.山の雪どけ 花咲く頃はよ
  かあちゃんやけによ そわそわするね
  いつもじょんがら 大きな声で
  親父うたって 汽車から降りる
  お岩木山よ 見えたか親父




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「街のほこり」

2015.02.12.Thu.00:20
何時も演らせて頂いている曲でございます。 作詞作曲はあの! 伝説のブルースマン "尾関 真" 氏なのでありますな。 憂歌団が歌っていたので知った訳でありますが、尾関ブラザーズを生で聴きたかったですわ。  尾関ブラザーズの記事はこちらです。 現在はキューバ音楽のユニット 「DocQuiseos」 で活動されております。  詳しくはこちらへ。

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通常一人で演るのでありますが、「HIDEAWAY」 で演る時はマスターのTOKUさんにハープ入れてもらっておりまして、これがまた気持ち良いのでございます。 って事で、昨年末のライブ映像などを掲載してみようと思いますが、なんや怪しい二人になっておりますなぁ・・・。 (@_@;)




ブルース考察

2010.09.15.Wed.00:22
修業を積んだ僧が辿りつく境地とやらに「悟り」と言うものがあるらしく、
それが一体どういうものなのか、自分もその境地とやらに辿りつけるも
んやろか?などと言う実態の無い「悟り」と言うものを結構若い頃から
考えて生きて来たりするのであります。



つらつらと考えますとブルースってものと相反するんじゃないかと思う
訳ですな。人間の感情・欲望などを越えた所に「悟り」と言うものがあ
るとしたら、ブルースなんてものは煩悩そのものな訳で、それを悟って
しまったらブルースにならへんやろ!ちゅー事ですわ。

ひとつ外した所から見れるようになると見えてくるものが確かにありま
すが、煩悩が200%オーバーの俺には境地とやらに辿りつく事は不
可能ってもんです。

ブルースってものが煩悩の塊であったにしろ、老いたブルースマンが
醸し出す枯れた味わいってものは「何かの境地」に入っているに違い
ないと思ったりもする訳で、やはり目指す所はその辺の「境地」だっ
たりしたらやはり何かを悟らないとあかんって事でしょうか。

結局どないやねん! って話やねんけど、死ぬまでブルースしてたら
何か答えが出るかもしれんって事かなぁ~。


他の歌が聴けなくなる・・

2010.05.10.Mon.00:22
上手く説明できないのでありますが。

Blues、それも濃ぃ~Blues と言っていいのか分からんけど、
その唄の中にある凝縮された真実と言うか生き様を聴いていると、
薄っぺらい歌を聴く事が出来なくなってしまいます。 

何を基準に薄いか濃いかという話もありますが・・。(笑)



他を聴く気が無いのかとも思ったりもしたのですが、
どうも聴くに堪えない自分がいたりします。

綺麗事を並べられても嘘にしか聞こえないって事でしょうか?

真実を知れば知る程空虚な世界に浸れないって事かな?

人間知り過ぎたらあかんって事か?

深い所を覗いていたら戻る事が出来なくなっていた・・・。

やはり上手く説明できませんがそんな感じですわ。 

(どんな感じやねん?)



Bluesman と Blues

2010.05.04.Tue.00:24
先日の話。

俺が Guitar を始めた頃知った Bluesman がいるんやけど、
「最近 Blues するのがしんどくなってきた」 って・・・。 

まぁ、仕方ないと思います。「今まで御苦労さまでした」 と言
ってしまいそうになりました。 (笑)



Blues が好きで皆始めると思うんやけど、好きで演り続ける
というのは凄いパワーが必要や思います。 大変な事です。

持続できれば良いのでしょうが、ある時ふっと我に返ると無
理している自分がいるのかもしれまへん。

Bluesman が何故 Bluesman かと言うと素の人間そのものが
Bluezy な訳で、好きも嫌いもありません。そのまんまですわ。

そんな人間が唄うと Blues になるのでございます。